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解答速報


 
2025年入試 国立病院機構(医療センター) A日程 解答速報

【英語】

答え
担当講師
 

kouhyou

●英語●
全体的に出題形式や問題数に変化はなかった。
第1問(文法・語法):名詞の語彙、動詞の活用や語法、時制、比較表現、分詞、関係詞などの基本的な知識を問うものが多かった。

第2問(整序問題):日本文に合わせて語句を並べ替える問題。空所が5つで、そのうちの2か所が問われる形式は去年と同じであった。感嘆文の語順についての出題はやや珍しかったが、全体的には動詞や形容詞等を用いる基本構文をしっかりと学習してきた受験生にとっては解きやすい問題であった。

第3問(会話の空所補充問題): 昨年度と同様、二人の会話の中に空所が1つずつ含まれるものが6題であった。難易度は昨年度と同程度で、会話の流れに着目して前後関係が把握できれば答えを選びやすいものだった。

第4問(長文読解問題):いわゆる「気象病」に関する論説文が出題された。問題形式は昨年と同様で、適語の空所補充5問、意味の近い語を選択するものが3問、指示語の内容選択が2問、本文全体の内容一致問題が4問であった。課題文は昨年度よりも100語程度減り、内容も比較的にシンプルなものだったので、受験生にとって比較的に読みやすかったと思われる。選択肢についても、選びやすいものが多かった。
 

【数学Ⅰ】

答え
担当講師
 

kouhyou

●数学Ⅰ●
 例年「データの分析」分野からの出題は、小問で1~2問であったが、今回はこの分野が大問として出題され(小問数3)、大問数は1問増えて4問となった。しかし全体の空所は例年と同じく25であった。
 問題量は昨年とほぼ同様であるが、全体的に見れば解きにくい問題の割合が若干減少して、わずかに易化している。とは言え例年通り50分で解き切るには問題量が多く、第3問の問4や第4問の問3などやや難しい問題もあるので、解きやすい問題から確実にスピーディーに解いていくことが重要である。
 なお第1問の問11は、条件pを「m≧2かつn≧5」と解釈して正解選択肢を③としたが、条件pを「m≧2またはn≧5」と解釈した場合には、正解選択肢は④となる。
 

【国 語】

答え
担当講師
 

kouhyou

●国語●

出典
第1問 石井洋二郎『フランス的思考』
第2問 白波瀬佐和子『生き方の不平等――お互いさまの社会に向けて』
講評
~ほとんどが四択問題になり、昨年のA日程よりも易化した~
 例年通り評論が2題出題された。本文字数は第1問が約4800字、第2問が約4500字で、昨年のA日程とほぼ同じであった。総マーク数は29で、これも昨年と同じであった。注目すべきは傍線部の内容に関する問題と本文内容一致問題が、昨年までの五択一選形式から四択一選形式に変化したことである。選択肢が一つ減ったことで解答時間にやや余裕ができ、正答を選びやすくなったものと思われる。
 第1問は、フランス語およびフランス文化が人類にとって普遍的なものであるとされたことで生じた、排外的な愛国主義などの問題について論じた文章であった。一見難解に思えるが、設問自体はいたって平易なものが中心であり、脱文補充問題や一部の空欄補充問題を除いて紛らわしい選択肢はなかった。
 第2問は、貧困問題を他人事ではなく自分の問題として積極的にとらえるために必要とされる「社会的想像力」について論じた文章であった。第1問と同様に、乱文整序問題など一部の問題を除いて平易な問題が出題されている。選択肢も紛らわしいものはなかった。
 第1問、第2問ともに答えの根拠が本文中で明確に示されている。そのため、消去法よりも正解選択肢を探していく解法のほうが解きやすい問題であった。

 
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